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✅ 結論
石垣島で子どもとシュノーケルをするなら、我が家は米原海岸を選びます。ただし、遠浅に見えても流れのある海です。入る前に家族で決めごとを作り、少しでも迷う日は入らない。それが、我が家のやり方です。
📌 この記事でわかること
- 石垣島の海岸をいくつも回ってきた我が家が、米原海岸を選ぶ理由
- 初めてのとき、潮が引いて岸へ戻れなくなりかけた失敗
- それから我が家が守っている4つのこと(潮位表・遊ぶ範囲・装備・看板)
- 今回見えた生き物と、米原海岸の利用ルール(環境省の資料より)
2026年9月18日、石垣島を拠点にした家族旅行で、米原海岸(よねはらかいがん)に入りました。入ったのは、私と夫、11歳と10歳の子どもの家族4人です。
石垣島に通うようになってから、島の海岸をいくつも回ってきました。そのなかで、いまも「まずここ」と決めているのが米原海岸です。私は、PADIのAOW(アドバンスド・オープン・ウォーター)を持つダイバーです。それでも、初めて来たときには、こわい思いをしました。この記事は、その失敗もふくめた、我が家の米原海岸の記録です。
我が家が米原海岸を選ぶ理由
石垣島にはきれいな海岸がたくさんあります。そのなかで米原海岸を選ぶのは、我が家にとってうれしい点が、いくつも重なっているからです。
- 生き物が多い:岸から近い浅い所で、サンゴと魚が見られます
- 遠浅で、砂浜が広い:足のつく浅い所が広がっていて、砂浜もゆったりしています。波打ちぎわで砂遊びをする時間も、海に入って泳ぐ時間も、どちらも楽しめます
- 海から見る、山の景色:海に入って岸のほうを振り返ると、砂浜のすぐうしろに、緑の山が大きく広がります。海と砂浜と山をひと目で見渡せるこの眺めは、我が家にとっての絶景です
- 設備:トイレとシャワー、駐車場があります。私たちも、トイレとシャワーを使いました。近くには、食事ができるお店や、ビーチグッズを借りられるお店もあります

米原海岸で、海を眺める子どもたち(2026年9月)
設備やお店の営業状況、料金は、時期によって変わります。行く前に、それぞれの施設に確かめておくと安心です。
気をつけたいのは、移動手段です。米原海岸は、離島ターミナルのある市街地から離れています。我が家はレンタカーで、市街地から30分ほどかけて向かいました。レンタカーなどの移動手段がない場合は、行き帰りの方法を先に決めておく必要があります。
初めてのとき、岸へ戻れなくなりかけた話
今回の旅より前、初めて米原海岸に来たときのことです。
海に入ってしばらくすると、沖へ向かう流れを強く感じました。潮の満ち引きのせいだったのかもしれませんが、はっきりした原因はわかりません。そのまま沖のほうで遊んでいるうちに、潮が少しずつ引いていきました。
気がつくと、来るときは泳いで越えられた所に、サンゴ礁がところどころ顔を出していました。サンゴの上を歩くわけにはいきません。泳げる深さの所を探しながら、遠回りをして岸へ戻りました。「このまま戻れなくなるかもしれない」と思った時間は、いまでも忘れられません。
遠浅で、波も静かに見える海です。それでも、水位が変わると、入ったときに泳いで通れた所が、帰りには通れなくなることがある。それを、このとき身をもって知りました。
公式の資料にも、同じ注意が書かれています
あとで調べると、公式の資料に、私たちが感じたことと重なる注意が書かれていました。
環境省の石垣自然保護官事務所などがまとめた「米原海岸利用ルール<解説版>」には、遠浅に見える米原海岸でもサンゴ礁の地形は複雑で、「水難事故の危険性は砂浜海岸よりもずっと高く」なる、とあります。
同じ資料から、海の安全にかかわる所を整理します。
- 米原海岸は、離岸流(岸から沖へ向かう強い流れ)が発生しやすい
- 沖の波が高いときは、いつもより強い流れが発生する
- 警報が出ているときや、台風が近づいているとき・通過しているときなど、天気が荒れているときは海に入らない
- 子どもにはライフジャケットとラッシュガードを着け、付き添って目を離さない
- ハブクラゲ、オニヒトデ、ガンガゼ、アンボイナなど、危険な生き物もいる
離岸流に巻き込まれたときの動き方も、この資料に書かれています。
- 落ち着く
- 流れに逆らって、岸に向かって泳がない
- 岸と平行に泳いで、流れから抜ける
- 流れから抜けてから、岸に向かって泳ぐ
米原海岸は、西表石垣国立公園の中にあります。石垣市の「米原海岸には利用ルールがあります」というページでも、この利用ルールが案内されています。
それから、我が家が守っている4つのこと
あの日から、米原海岸に入る前に、家族で決めていることがあります。
1. その日の潮位表を見てから、入る時間を決める
潮がいつ満ちて、いつ引くのかを、先に確かめます。潮が引いていく時間に沖へ出ると、帰り道が浅くなるからです。
石垣の潮の満ち引きは、気象庁の「潮位表 石垣」で見られます。環境省の資料にも、天気予報と潮位表を確かめるよう案内があります。
ただし、潮位表は計算で出した予測の値です。観測している場所も、米原海岸そのものではありません。米原海岸の深さや流れ、泳いでよい時間までは、この表からはわかりません。我が家は目安として見たうえで、現地で海の様子を確かめ、少しでも迷う日は入りません。
2. サンゴ礁の位置を見て、遊ぶ範囲を決める
海に入る前に、浜からサンゴ礁の位置を見ます。そのうえで「今日はここまで」と、遊ぶ範囲を家族で決めます。我が家は、サンゴ礁の内側の、岸に近い所で遊びます。岸に近い所なら大丈夫、という意味ではありません。浜から見ただけでは、流れや深さがわからないこともあります。
サンゴ礁が切れる外側は、急に深くなり、流れも変わります。子どもと一緒のときは、そこへは向かいません。
3. 子どもはライフジャケット、足もとはマリンシューズ
子どもには、ライフジャケットとラッシュガードを着けます。足もとはマリンシューズです。サンゴや岩で足をけがしないためです。ただ、履いていてもサンゴを踏めば傷つけてしまいます。立つ前に、足もとを確かめます。子どもだけでなく、大人もライフジャケットなどで浮く力を確保しておくことが大切です。
大人のどちらかが、いつも子どものそばにいます。選び方は、子供用ライフジャケットおすすめ6選と家族で使えるラッシュガードおすすめ7選にまとめています。

ライフジャケットを着けた子どもと、すぐそばで泳ぐ夫。岸の近くで、SUPの上から撮りました(2026年9月・米原海岸)
4. 海岸の看板を、入る前に読む
米原海岸には、注意を知らせる看板がところどころに立っています。流れの出やすい場所や、利用のルールが書かれています。初めての海岸では、海に入る前に看板の前で足を止めるようにしています。
我が家は「見守ってくれる人はいない」という前提で動いています。天気があやしい日や、波がある日は、海に入りません。
今回、見えた生き物
今回の海で見えたのは、次の生き物です。
- サンゴ
- たくさんの魚
- ウツボ
- ウミガメ

米原海岸の海の中で見えた、サンゴと魚たち(2026年9月)
ウミガメを見かけたのは、私と夫です。水面から、深いほうを泳ぐ姿が見えました。いつも見られるとは限りません。
ウミガメがいたあたりは、急に深くなり、流れも変わる場所です。ウミガメを探すために、沖や深い所へ向かうことは、おすすめしません。我が家も、子どもと一緒のときは、サンゴ礁の内側から出ないようにしています。浅い所でも、サンゴと魚は十分に見られます。
水中の撮影については、海・水中撮影で使える防水スマホケースおすすめ5選に、今回の旅で試したことを書いています。
米原海岸の利用ルール|採らない・踏まない・持ち帰らない
米原海岸には、2020年7月から利用ルールがあります。環境省の資料から、シュノーケルにかかわる所をまとめます。
ルール | 内容 |
|---|---|
生き物を捕らない | 魚や貝などを採ることも、観察のために網ですくうこともしない |
サンゴを踏まない | 立って休むときは、足もとをよく見る |
餌を与えない | 魚の習性や、海の環境が変わってしまうため |
持ち帰らない | 砂浜のサンゴのかけらや砂も、持ち帰らない |
日焼け止め | 環境にやさしいものを使う |
ごみ | 海岸にごみ箱はない。持ち帰る |
着替え | 水着のまま、近くの集落の中を歩かない |
くわしい内容は、環境省の「米原海岸利用ルール<解説版>」で確かめられます。子どもには、海に入る前に「見るだけ、さわらない、持って帰らない」と伝えています。
日焼け止めの選び方は、子ども・家族の日焼け止めの選び方に書いています。
SUPは「海の休日石垣島」さんで借りました
シュノーケルの道具は、基本的に家から持って行きます。今回、SUP(スタンドアップパドルボード)だけは、川平にある「海の休日石垣島(Vacances à la mer Ishigaki)」さんで借りました。空気でふくらませるタイプのSUPです。当日の朝の急なお願いでしたが、快く貸していただけました。料金や借りられる道具は、お店のホームページで確かめてください。
借りたあとは、まず、お店のすぐ近くの通称「クリスタルビーチ」へ歩いて行きました。子どもたちが、石垣島でいちばん好きなビーチの1つです。砂の中からきらっと光る粒を探す遊びに、2時間ほど夢中になっていました。この間、車はお店に置かせていただきました。レンタルを利用した人にかぎり、駐車場が空いているときは置かせてもらえるそうです。いつでも置けるわけではないので、当日お店の方に確かめてください。
なお、西表石垣国立公園の利用のマナーでは、法律で規制されていないものでも、島の資源を持ち去らないよう呼びかけられています。見つけた粒は、その場で眺めて、写真に残す楽しみ方をおすすめします。
そのあと米原海岸へ移動して、SUPに乗りました。道具の状態もよく、浅い所で、家族で交代しながら楽しみました。

SUPの上から、サンゴをのぞき込む子ども。うしろが米原海岸の砂浜と山です(2026年9月)
この写真を撮ったのは、13時半ごろです。気象庁の潮位表(石垣)では、この日の昼の満潮は12時9分(125cm)、次の干潮は16時12分(113cm)という予測でした。差は12cmです。ただ、この数字から、米原海岸の深さや流れ、SUPで遊べるかどうかまでは分かりません。この日、私たちが遊んだ場所では、板がサンゴに当たらない深さがありました。
SUPは、風や流れを受けやすい乗り物です。海上保安庁の「SUPの安全情報」でも、岸へ戻れなくなる事故が起きていると注意が出ています。ライフジャケットと、ボードと足をつなぐリーシュコードを常に着けることも、すすめられています。借りるときに、どの海で使うかを伝えて、注意点をお店の方に確かめておくと安心です。乗る直前にも、その場の風・波・流れを見て、迷う日は乗らないと決めています。
まとめ|米原海岸は、決めごとを作ってから入る海
米原海岸は、我が家がいちばん好きな海岸です。だからこそ、次の4つを決めてから海に入ります。
- その日の潮位表を見て、入る時間を決める
- サンゴ礁の内側で遊ぶ
- 子どもはライフジャケットとラッシュガード、足もとはマリンシューズ
- 海岸の看板を、入る前に読む
初めてのときの失敗があったから、いまの我が家の決めごとがあります。この4つを守れば大丈夫、というものではありません。海に入るかどうかもふくめて、ご家族で考えるときの参考になればうれしいです。
子どもの初めてのシュノーケルについては子どものシュノーケルデビュー|何歳から?道具・教え方・安全のコツに、海へ行く日の準備は子連れ海水浴の持ち物と安全ルールにまとめています。石垣島を拠点にした離島めぐりは子連れで行ける沖縄離島TOP5をどうぞ。
※本記事は、2026年9月の体験と、2026年10月7日時点の環境省・石垣市・気象庁・海上保安庁の公開情報にもとづきます。海の状況や設備、ルールは変わることがあります。最新の情報は、かならず各公式サイトと現地の看板でご確認ください。